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太平洋戦争3(昭和18/1943)
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作詞 下澤白紅
作曲 陸奥明

ベンガル湾の 朝風に
光は昇るよ 東より
夢の印度よ 今ぞ起て
正義亜細亜の 旗の下

渦巻く熱砂 踏み締めて
雄々しく揚げし 独立の
今や祖先の 血に燃ゆる
瞳輝け 祖国愛

椰子の渚に 影映す
ユニオンジャックよ 海に落ち
興る亜細亜の 旗風に
夢の印度は 遂に起つ

思えば永き 眠りより
目覚めて強し 民四億
赤き血潮に 鉄の腕
挙げよ熱砂の 雄叫びを
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作曲 信時潔

黄金も玉も何かせん
皇国の宝この子ぞと
命育む垂乳根の
深き情けの子守唄

忍びて耐えて一筋に
生い立つ我が子守りつつ
明日の希望の空と澄む
母の瞳の美しさ

ああ大君に愛し子を
御楯と捧げ慎ましく
匂う九段の花影に
祈る姿の母立つと

今大東亜明け染めて
輝く御稜威仰ぐ時
御民育つる日の本の
母の誠を讃えまし
作詞 吉川鷲美
作曲 伊藤翁介

お早う朝から 良い天気
鍬もシャベルも 担え銃
もんぺ鉢巻 にっこりと
楽しい奉仕だ さあ行こう

見てくれこの意気 この力
どこへ行っても 模範工
やるぞ果たすぞ 前線の
苦労を偲んで 玉の汗

がっちり組んだ この腕
皆元気で 荒仕事
何の地の下 恐かろう
やり抜け勝ち抜け 勤労だ

御国へ感謝の 真心を
込めた一鍬 一鎚に
亜細亜興せの 音がする
明るい奉仕だ さあ行こう
作詞 佐伯孝夫
作曲 清水保雄

隊長殿の お言葉に
死んでもいいと 大粒の
涙が頬を 伝ったぞ
こんな涙を 知っとるか
椰子の梢の お月さん

機体で光る 「矢印」は
弦音高く ひょうと射る
護国の征矢だ 闘魂だ
愛機頼むと 突き破る
雲の城壁 弾衾

今天降る 神兵の
目も鮮やかな 白百合の
花かと紛う 落下傘
進め突っ込め この空にゃ
うちの隊長が 付いとるぞ

墜とした敵機 二百余機
隼良くぞ 働いた
ああ大東亜 空戦史
軍神加藤の 荒御魂
今日も続けてと 敵の空
作詞 大木惇夫
作曲 園部為之

東の日出ずる国の
日の皇子の御民ぞ我等
御鉾執り既に起ちたり
虐げて亜細亜を乱す
邪の夷を討つと

御戦や大義の剣
北の果て南の際に
勝鬨を高く挙げたり
苦しめる亜細亜の民を
先駆けて解き放たんと

曙ぞ良き訪れぞ
荒野なる眠れる獅子よ
目覚めよや吼えよ奮えよ
いざ挙れ亜細亜は一つ
日を印す御旗の元に

我呼ぶは十億の民
鉄あらばこれを持ちて起て
石あらばこれを取りて打て
取り返せ亜細亜の亜細亜
諸共の栄えの為に

八紘宇と為すべき
皇御稜威皇御光に
災いの雲払うまで
神怒る亜細亜の敵を
撃ち撃ちて撃ちてし止まん
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