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太平洋戦争3(昭和18/1943)
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おお止み難き若人の
怒りは燃えて振る鎚に
敵撃滅の響きあり
ああ受け継ぎし尽忠の
思いぞ滾る鍬取りて
いざ決戦を偲びなん
学徒我等学徒我等
皇御国と共に生きん

ああ学び舎もこの勤労も
貫く心一筋に
敵撃滅を期するなり
ああ倒るるもなお起ちて
七生に誓う大和魂
いざ決戦を勝ち抜かん
学徒我等学徒我等
皇御国と共に生きん

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ラバウル良いとこ 一度はおいで
今日はモレスビ 明日またガダル
敵の二 三十も落として帰り
全機揃って整列すれば
司令ニコニコ搭乗員に向かい
立派な戦果だ
御苦労様だとお言いさね
スッチョイスッチョイスッチョイナ
バケツが三十銭
安いと思ったら底抜けだ

ブインよいとこ 一度はおいで
狭い滑走路に着陸すれば
外にはみ出し飛行機壊し
そこで分隊長に整列食らい
雨のしょぼしょぼ降るその中で
数多士官の見ている前で
飛行機壊すな
壊すな多いさね
スッチョイスッチョイスッチョイナ
バケツが三十銭
安いと思ったら底抜けだ

コロンバンガラ 住み良い所
飯を食おうと竈を炊けば
三度三度はマスカンばかり
たまの料理は
トカゲの寂しさ多いさね
スッチョイスッチョイスッチョイナ
バケツが三十銭
安いと思ったら底抜けだ
作詞 根ノ瀬信
作曲 堀内敬三

戦雲深く立ち込むる
海上厭し船団は
征くや怒涛の幾千里
ああ決戦に咲き匂う
花なり 我等輸送船
 
嵐を凌ぎ雲を衝き
敵機の群れや敵潜の
補給路狙う北南
持場守りて敢闘す
ああ前線のつわものの
母なり 我等輸送船

撃ちてし止まん烈々の
日本船員魂が
生死を越えてただ一路
使命に殉ずその勲
ああ大東亜建設の
光ぞ 我等輸送船
作詞 田中 林平・旭 六郎
作曲 原田 喜一・岡野 正幸

エンジンの音轟々と
隼は征く雲の果て
翼に輝く日の丸と
胸に描きし赤鷲の
印は我等が戦闘機

寒風酷暑ものかわと
艱難辛苦打ち耐えて
整備に当たるつわものが
しっかりやって来てくれと
愛機に祈る親心

過ぎし幾多の空中戦
銃弾唸るその中で
必ず勝つの信念と
死なば共にと団結の
心で握る操縦桿

干戈交ゆる幾星霜
七度重なる感状の
勲の影に涙あり
ああ今は亡きもののふの
笑って散ったその心

世界に誇る荒鷲の
翼伸ばせし幾千里
輝く伝統受け継ぎて
新たに興す大亜細亜
我等は皇軍戦闘隊
作詞 野村俊夫
作曲 万城目正 

日の丸鉢巻締め直し 
ぐっと握った操縦桿 
万里の怒濤何のその 
往くぞロンドンワシントン 
空だ空こそ国懸けた 
天下分け目の決戦場

瞼に浮かんだ母の顔 
千人力の後ろ楯 
翼に込もる一億の 
燃える決意は汚さぬぞ 
空だ空こそ国懸けた 
天下分け目の決戦場

来るなら来てみろ群雀 
夜泣きしていたこの腕だ 
最後の無電飛ばしたら 
片っ端から逆トンボ 
空だ空こそ国懸けた 
天下分け目の決戦場

翼に南の月受けて 
今宵また飛ぶ索敵行 
七つの海に大空に 
晴れの勝鬨挙げようぞ 
空だ空こそ国懸けた 
天下分け目の決戦場
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